「お前を生き返らせてやる。必ず」
想いは変わらないのに少しずつ、少しずつお前が消えていくんだ。
想いは変わらないのに擦れていくんだ。霧が掛かっていくように…
でも覚えてることが一つだけあるんだ。
華の様に可愛い笑顔を持っていたって事。
「俺はもう一度…お前の笑顔を見たいだけなんだ」
また手が血で彩られる。
手に在るのは失敗作のレイディアン。
「…また、失敗作か…。」
禍々しく血で濡れた石は河の流れに飲み込まれていった。
「残りは後3つ。待ってろよ」
河の表面に映った月は悲しげに揺れている。
「悲しいのか?チクリ魔…」
でもいまさら止める訳にはいかない。
「愚かな俺を許してくれ」
風が静かに木々を揺らす…
頬に伝う涙を乾かすように――――
はい後、3つにまで差し迫ってきました。
チクリ魔の事が上手く書けず、困った困った。
しかも未だにタイトル決まらずだし。
これからより一層シリアスに。たまにはククリとニケのギャグストーリー書きたーい!!な神之M子でした。