『レイド様。もうこんな事は止めて下さい。』
一人のクロコが言った。
「五月蝿い、黙れ」
レイドは研究書物を見ながら言い放った。
『こんな事をしても、決してあの方はお喜びになりません。むしろ』
「黙れと云っただろう」
黙々と手元を動かしている。
『彼方がこんな事をしても、あの方はっ…』
「黙れ!!!!」
『っ…――――』
クロコの体に怯えが広がる。
レイドの眼が途轍もなく冷たかったのだ。
「偉くなったモンだなぁ?お前は俺に助言できるほど偉くなったのか。ん?」
『も、申し訳ありませんでした。』
再び手元を動かし始めていた。
〜もう、十分でし…もう、やめて下さいでし…〜
「もう、戻れないんだよ、前に…進むしか…無いんだ。」
一人ポツリと呟いた。
深く暗い闇の淵――一人密かに踊り続ける―――
〜踊っているのはどっち? 踊らされているのはどっち?
誰も知らない物語。後ろの正面、だあれ?〜
お久しぶりです。神之です。これももちろん動画?です。
末永く御願いします。